トイレの手洗い器の必要性は？リフォームにおすすめの種類をご紹介

衛生面を考慮し、トイレに手洗い器を設置しようと考える人は少なくありません。家庭でよく見かける、トイレと一体化したタイプのほか、美容院などに多いカウンタータイプなど、手洗い器の種類はさまざまです。居心地の良いトイレ空間を作るためには、機能性はもちろん、デザインの良さも欠かせません。

そこで今回は、トイレのリフォームを検討している方に向けて、手洗い器の必要性やおすすめの種類、注目デザインをご紹介します。

 

トイレの手洗い器は必要？

トイレに手洗い器を設置するメリット、デメリットはそれぞれいくつか挙げられます。生活スタイルを思い浮かべて、手洗い器が必要かどうか判断してみてください。

綺麗な手でドアの開閉ができる

トイレの使用後、すぐに手を洗う流れになるため、内側から外側に出る際の手は綺麗な状態です。ドアノブに雑菌を残すことがないため、衛生面で安心できます。

洗面台に行く手間が省ける

手を洗おうと、わざわざ洗面台に移動する手間が省けるため、忙しい朝の身支度が楽になります。トイレ内でできる作業が増え、洗面台の取り合いが緩和されるかもしれません。また、来客時に洗面台を見られずに済むのも、嬉しい点です。

収納スペースができる

手洗い器に収納スペースをプラスすることで、日用品をすっきりと収納できます。トイレットペーパーを持ち込むのを忘れた…などのハプニングが無くなるはずです。

トイレが狭くなる

上記ではトイレに手洗い器を設置するメリットをご紹介しましたが、ここからはデメリットです。トイレの広さと、手洗い器のサイズによっては、トイレが狭く感じてしまう可能性があります。

掃除する箇所が増える

手洗い器から飛び散った水滴を拭き取るなど、掃除する箇所は増えます。とはいえ、トイレ掃除のタイミングで並行して行い、負担にならない場合は問題なさそうです。

 

トイレの手洗い器の種類

トイレの手洗い器にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここからは、その例を見ていきましょう。

トイレ一体型

トイレの貯蔵タンクの上が、手洗い器になっているスタイルが、トイレ一体型です。そのため、近年増えつつある、貯蔵タンクのないトイレでは実現できません。設置スペースを取らない点が、トイレ一体型の大きな魅力です。しかし、高さがあるため、人によっては不便に感じる場合も考えられます。

独立型

トイレと一体になっているのではなく、手洗い器だけで独立しているスタイルです。装飾でアレンジを加えやすいので、理想やこだわりを再現できます。しかし、十分な設置スペースや予算が必要です。

 

独立型手洗い器の種類

独立型の手洗い器について、詳しくご紹介します。

カウンター

カウンタータイプの手洗い器は、美容院やカフェでもよく見られます。荷物を置けて便利です。家庭では、観葉植物を置くなど、インテリアを楽しめる一面があります。材質やカラーで、室内の雰囲気ががらっと変化し、クオリティーの高いトイレ空間に仕上がります。

キャビネット

収納スペースにもなる、キャビネットタイプの手洗い器がとても便利です。上部分がミラー、下部分が収納棚になっていたり、壁に埋め込めたり、トイレの広さをキープしてくれるデザインに注目してみてください。

手洗いボウル

台の上に手洗いボウルを置くという、シンプルなスタイルもおすすめです。丸いフォルムなら可愛らしい印象を与えます。また、和風やヨーロッパ風など、デザインのバリエーションが豊かで、好みを反映しやすいでしょう。

 

手洗い器を後付けするなら

手洗い器を後付けするなら、事前に確認しておきたい項目があります。まず、給排水の工事を行える環境かどうかです。手洗い器から水が出てくるように、配管を繋げなければなりません。水回りのリフォームに実績のある、専門業者に相談すると安心です。

次に、動線を意識することです。トイレを出入りする際、扉の開閉や移動を手洗い器が妨げないように、シュミレーションしてみましょう。最後に、複数の見積もりを確認し、信頼できる業者に納得の費用で施工を任せることで、後々のトラブルを回避できます。

 

まとめ